高台家の人々

高台家の3兄弟はテレパシーを持っており、そのために神経をすり減らすような事件が何度も起きている。彼らの叔母である杏が、過去のエピソードを語り出す。30年前、名門私立大学の4年生だった優子は、オックスフォードから入学してきた高台重政の存在を知る。ある日、優子の友人の奈緒と正雄が付き合い始める。優子は祝福するが、その直後、正夫の浮気を察知してしまう。優子は目を瞑ってふたりを仲直りさせようとするが、わずか1週間で別れてしまう。そして正夫は、さっそく優子に告白する。