フィリピン人の陶芸家ダンテは、佐賀県の窯元で日本の職人から技術を学ぶためにやってきた。家業のために新しい技術を学ぼうと思っていたが、東京の恋人とうまくいかなくなり、佐賀に帰ってきた跡取り娘の春江にどうしようもなく惹かれていく。東京の恋人と別れ、この地に戻ってきた跡取り娘の春江に、どうしようもなく惹かれていく。二人の出会いは茨の道だったが、やがてシンクロニシティが起こり、壊れた椀を金継ぎで修理する方法を教わる。春江は修復された椀をダンテに贈る。それはダンテが彼女の心を癒してくれることを象徴しているのかもしれない。しかし、ダンテの心もまた傷ついていた。家族の緊急事態に対処するためにフィリピンに帰国しなければならなくなり、その事実が2人のもろい絆を打ち砕くかもしれない。一方、春江は父親が自分を見合いに出していることを知る。彼女は家族への義務と個人の幸せのどちらを選ぶのだろうか?
(出典:OAFF)