異国での医療体験をもとに書かれた太田康之の同名小説を映画化。
マニラのトンド地区にある北総合病院は、戦場のような忙しさであった。産婦人科の当直医である原田英之は、息をつく暇もなく働いていた。原田が医者になろうと決心したのは6年前である。日本の商社のマニラ支店に勤務していた原田は、帰国後、大学の後輩の正美と結婚することになっていたが、彼女は原田の親友で、大病院の御曹司である磯村と結婚していると告げた。
異国での医療体験をもとに書かれた太田康之の同名小説を映画化。
マニラのトンド地区にある北総合病院は、戦場のような忙しさであった。産婦人科の当直医である原田英之は、息をつく暇もなく働いていた。原田が医者になろうと決心したのは6年前である。日本の商社のマニラ支店に勤務していた原田は、帰国後、大学の後輩の正美と結婚することになっていたが、彼女は原田の親友で、大病院の御曹司である磯村と結婚していると告げた。