スポーツライターの西脇哲郎は、大学時代に所属していたアメリカンフットボール部のマネージャーだった理沙子と結婚したが、仲が悪い。ある日、西脇は早田幸弘、菅井誠らアメリカンフットボール部のチームメイトと同窓会を開き、その帰途につく。菅井とともに大学のグラウンドに忍び込んだ西脇は、そこで元マネージャーの日浦水城に出会う。彼は不思議なオーラを放っていた。そして彼は、”人を殺しました “と衝撃の告白をする。さらに西脇の家で、水木は西脇、菅井、理紗子に、自分が性同一性障害で、男として生きていることを明かす。クラブでバーテンダーとして働き、見知らぬ土地でホステスの佐伯香織をストーカーしていた客を殺害したのだ。当初、3人は不穏な空気を感じ、途方に暮れる。しかし、同じくチームメイトで瑞希の元彼でもある中尾浩介とともに、優秀な若者と友人を守るための決断をする。そんな折、瑞希が行方不明になる。捜索の過程で、西脇は苦悩する事実を次々と突きつけられる。瑞希とメンバーはどのような決断を下すのだろうか?
~~ 東野圭吾の2001年発表の小説「片想い」を映画化。