東京から新幹線で1時間ほどの郊外都市にある前崎家庭裁判所。そこに新任の裁判官が着任してきた。家庭裁判所への愛着を理由に東京への転勤を断り、出世をあきらめた変わり者と噂される桑田佳男である。桑田が赴任してきた日、彼は巨大な植物を背負って現れる。弁護士を目指す司法修習生の樋口日南子や保護司たちは驚く。桑田は、たまたま通りかかった庭で木が伐採されており、かわいそうだからこの植木を持っていこうと思ったと言う。早速、裁判所の敷地内にある小さな庭に、皆がぼんやりと見守る中、その木を植え始める。
~~ 原作毛利甚八「笠井の人
(出典:jdramas.wordpress.com)