松本清張没後20年スペシャル・寒流

沖野一郎は、新東京銀行池袋支店の新任支店長。一郎は偶然にもレストランのオーナーである前川奈美と知り合う。奈美は30歳くらいで、美人で商売上手。彼女は未亡人でもある。一郎は彼女に一目惚れする。一郎は、奈美に一目惚れし、彼女の事業資金を融資する。そして、彼女の会社を頻繁に訪ね、彼女との距離を縮めていく。奈美と親しくなるにつれて、妻の陽子との関係も疎遠になっていく。
ある日、桑山秀樹が一郎の銀行事務所に入ってくる。一郎と英樹は同じ大学を卒業している。秀樹は一郎の勤める銀行の取締役になった。秀樹は出世のために頭取の娘と結婚したが、秀樹はいまだに他の女性と関係をもっている。そんな中、秀樹は奈美と出会い、一郎と奈美の関係は悪化していく。やがて一郎は復讐を企てる。