カ・バディン

ラーマ2世から数えて3代目のナン・クラオ王の時代が舞台の「カ・バディン」。イギリス（当時はウィラット）がタイと商業提携を結んだ時代が舞台で、この史実がこのドラマのプロットのバックボーンになっています。
ヘイムは、容姿端麗、品行方正、頭脳明晰なため、”Phor Haym Roop Thong”（黄金のヘイム）と呼ばれるようになる。英語が得意で、英語の先生にこっそり教えてもらっていたが、外国人を信用していない父親に見つかり、修道院に預けられることになる。そこでヘイムの剣の腕前が上達する。しかし、イギリス人殺害の罪に問われ、象の飼育係に格下げされる。その後、病気の象を診る技術を習得し、獣医兼象飼いとして大活躍する。そこで彼はアンファーワの舞踊劇の主演女優であるラムドゥアンと出会う。若いころに出会ったことがきっかけで、二人は恋に落ちる。しかし、身分の違いやラムドゥアンを狙う別の男の妨害もあり、ヘイムは自分の地位を向上させるために軍隊を追い求める。ヘイムはその才覚と能力で、いわば軍隊の階段を上り、バディンの誇りと勇気を示すようになる。