JSA (映画)

朝鮮半島の分断を象徴するのが、非武装地帯である板門店の「不帰の橋」である。ある日、国境警備隊の隊員がライフルの銃弾に倒れ、狙撃されたのは韓国兵で、無人の地帯で負傷しているのが発見された。この事件は重大な波紋を投げかけることになる。北朝鮮も韓国も、この事件を意図的な挑発行為とみなしている。北は南を「テロ」と非難し、南は北を「拉致」と疑っている。両者とも中立国（NNSC）当局に助けを求め、事件の調査を依頼する。
そして、北朝鮮の国境警備兵が韓国の警備兵に射殺された事件で、韓国系のスイス人女性陸軍大尉が調査のために板門店に派遣される。当初、南側の陸軍将校も北側の共産主義当局者も協力しようとしなかったが、爆発的な国際問題を解決するためには、真実を明らかにしなければならないことが誰の目にも明らかであった。