済州島のオ・ムエル監督の4作目となるモノクロの『JISEUL』は、注目に値するローカル映画である。1948年4月、済州島で起きた反乱の際、洞窟に避難した町民たちの実話を基にした作品である。済州4.3蜂起は、後にアメリカ軍政が社会的対立を煽り、1954年9月まで続いた紛争が発端となったものだ。3万人近くが殺されたと推定されるが、そのほとんどは民間人である。このささやかな映画が荘厳な鎮魂歌のように感じられるのは、怨念に根ざしているからかもしれない。無辜の民を殺戮したことへの憤りは、O監督の頭の片隅にあるのだろうが、映画そのものはそれを明確に表現しているわけではない。諍い、葛藤、和解、慰めといった人生の断片が、時に淡々と、時にドラマチックに映し出される。皮肉なことに、それゆえに痛みはより強く突き刺さる。物語構造の選択、自主映画としてのスケール感、音響効果など、すべてがレクイエムの印象を高める方向に作用している。
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ジスル (2013) 予告編 / 予告動画
ジスル (2013)ラス キャスト&登場人物EX(画像付き)
韓国ドラマ「ジスル (2013)」の登場人物を画像、キャスト、役名、役柄等で紹介しています。
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