Nang’ekは運の悪い、貧しい、孤児の女の子で、金遣いの荒い里親に育てられている。里親の母親にもダメな彼氏がいて、時々、ラサに暴行を加えようとする。
教育熱心で、努力家で、人に優しく、純真無垢で、目つきも悪くない、究極の天使のような女性。ATMマシーンとして扱われながらも、その場しのぎの里親を見捨てないのは、彼らに恩義を感じているからだろう。母が亡くなり、父も亡くなって間もない頃、頼るべき人がいなかった彼女を里親が引き取ってくれた。その養母は、彼女を虐待し、利用しようとする。
プラエック・アクリンは、ハンサムで金持ちのプレイボーイ。Mフィットネスという有名なフィットネス施設の後継者である。アクリンは女性を遊び道具、恋愛をゲームとして捉えている。祖父のアムナットは、彼の未熟で、不注意で、不誠実な生き方にうんざりしており、彼に結婚するよう求めている。もし、ある時期までに結婚しなければ、彼はMフィットネスを受け継ぐことができない。競争心の強い妹のオルヌマが、家業を継ぐためには結婚しなければならないのだ。
結婚の期限は徐々に近づいており、彼は花嫁候補の誰も好きになれないので、アクリンは花嫁として誰かを雇うことにする。そして、彼が好きな女性で、タイで唯一、彼が口説くたびに拒絶する大胆さを持つ女性、ラサを雇う。二人の結婚は見せかけで、期間は1年、彼は彼女に総額200万バーツ(66,766米ドル)を支払う。彼は結婚の初めに100万バーツ、結婚の終わりに100万バーツを彼女に渡す。ラサはお金が必要なので、彼の申し出を受け入れる。その頃、養母の入院が決まり、すぐに手術が必要な状態になった。こうして、偽装結婚による二人の生活が始まった。