代官山に住み、有名な作家になるという大きな夢を持っている谷町瑞穂。真冬に雪国から上京してきた気の強い26歳。自分の力を疑わず、夢を叶えようとする気持ちが強ければ、必ず叶うと自分に言い聞かせている。しかし、東京で彼女を待ち受けていたのは、それとはまったく違うものだった。
森永健太は、新進気鋭のバラエティ番組シナリオライターである。5年前に上京し、運も味方につけて瞬く間に有名になった。健太と瑞穂は同郷で、幼なじみだったが、友情が芽生えることはなかった。「ハチ公と呼ばれた健太は、特に大きな目標もなく、ただ流されるままに育ってきた。
仕事も恋愛もうまくいかない2人が、ある日突然、真冬の東京で遭遇する。26歳という年齢は、新しい夢を考えるには遅すぎるが、逆に古い夢を捨てるには遅すぎる……という、人生の難所でもある。この新感覚の “大都会 “ライフストーリーは、フジの大ヒットドラマ『恋する力』の脚本で、すでに多くの若い女性の心をつかんでいるドラマ脚本家の相沢裕子氏が執筆した。–(フジテレビ)