由利は女流小説家を訪ね、自分と友人2人が3件の殺人を犯したことを話す。由利は、その小説家に、自分たちのことを書いてほしいと頼む。
高校生の頃、由利は地方の団地に住んでいた。同級生の聡子が聡子の祖父から性的暴行を受けたことは知っていたが、由利はそれに対して何もできず、疎遠になった。このことは、由利を精神的に傷つけた。
由利の高校に、東京から真帆が転校してきた。真帆は何事にも真面目で、そのために他の生徒とうまくいかなかったが、由利とは仲良くなった。二人は同じ団地に住んでいた。ある日、真帆はナイフを持った何者かに襲われそうになる。由利が真帆を助けようとしたことがきっかけで、由利は犯人を刺してしまう。翌日、聡子は逮捕された。
~~ 近藤史恵の小説「インフルエンス」を映画化したものです。