インファナル アフェア III (2003)

インファナル・アフェアIII』は、前作からの続きが描かれている。ヤン(トニー・レオン)の死に関する嫌疑が晴れたミン(アンディ・ラウ)は、やがて内務調査課に配属されることになる。彼は、警察で急速に出世している別の警官イェン（『堕天使』のレオン・ライ）が、サム（エリック・ツァン）の大陸とのつながりだったらしいシェン（『HERO』のチェン・ダオミン）と謎のつながりを持っていることを発見する。ミンは、ヨンもまたサムの手先ではないかと強く疑っており、自分とサムとの関係を秘密にしたまま、ヨンの正体を暴こうと決心する。しかし、ヨンもまたミンを疑っているようで、同じ目的をもっているように見えた。ヤンの精神科医リー博士（ケリー・チェン）の助けを借りて、ミンはヤンの最期を見つめ、潜入捜査官とイェンやシェンとの関わりをフラッシュバックで探っていく。やがてミンは、サムが二重スパイと会話している決定的なテープを発見し、ヨンとクライマックスの対決を繰り広げる。アンソニー・ウォン、チャップマン・トーもフラッシュバックで前2作の役を再現している。インファナル・アフェアIII』は他の3部作とともに、リンカーン・センター映画協会主催の2004年ニューヨーク映画祭で上映された。