最大の麻薬取引組織への潜入に成功した潜入捜査官、謝剛山(シエ・ガンシャン)。しかし、任務の最も重要な局面で、彼は事故により死亡してしまう。
その成果を無駄にしないため、麻薬取引警察の隊長であるスイ・ゴンは、新しい技術を使って、謝鋼山の記憶を彼そっくりの死刑囚に移植する。こうして蘇生した “謝崗山 “は、何事もなかったかのように警察へ復帰する。ある事件で凶悪犯を誤って射殺してしまったことから、死刑囚の記憶が徐々に戻っていく…。その犯人の正体は、麻薬組織のリーダーであるムー・クンの息子であることが判明。
こうして謝鋼珊は、自分のアイデンティティと記憶の矛盾を抱えながら、父の死の真相を探り始める。変態殺人鬼の精神と思考回路で事件に挑み、自らの人格の変化と向き合いながら。その頃、彼のそばには謎の戯画家、シェン リュウ フェイが現れる。敵でも味方でもないシェン・リューフェイは、事件解決に協力しているように見えるが、同時に自分の意図も隠している。
徐々に自分が身代わりであることを自覚していくジン・ガンシャンは、家族からの裏切り、仲間からの誤解を受け、徐々に心が歪んでいく。しかし、徐々に人間の本質を知るにつれ、「優しさ」への信頼が再び芽生える。ジン・ガンシャンは、良き警官、良き人間になることを誓った。
~~ ジン・シー・チャイの同名小説を脚色したもの。