勇次はまだ小学1年生。母に何が起こったのか、そしてもう戻ってこないという事実を理解するのに苦労している。
第1話の冒頭で、亡き母が生前に悠治のために書いた絵本を、母の声が読み上げる。その絵本は、死んだ母親が、雨の季節になったら帰ってくると約束する話である。勇次はこの話を信じて、梅雨になったらお母さんは帰ってくると思っていた。そして、意外なことに…実際に帰ってくるのです。
6月のある朝、雨が降り始めると、勇次は母とよく遊んだというその場所へ森へ飛び出す。父の拓巳は彼を追いかけ、学校へ行かせる。二人がたどり着いた廃墟のような建物には、悠治の母・澪が健在だったが、彼女には二人の記憶も生前の出来事もなかった。
(出典:JFan)