深谷善助は長年教師をしていたが、人生の第2ステージで保護司になることを決意した。この新しい役割を担ってから8ヵ月で、彼は、これから刑期を終える人や仮釈放中の人が、新たな一歩を踏み出し、社会復帰を果たすための支援を行ってきた。実は善助は、教師時代にやり残したことを保護司としてやる機会をうかがっていたのである。そんな彼が、小山裕子の保護観察官に任命されたことで、型にはまらない初対面の人間を手に入れる。優子は自分の息子を殺した罪で有罪になった。出所の日、善助は彼女に会いに行く。しかし、彼女は思いがけない行動に出て、善助を驚かせる。彼女の真意は何か、そして善助は仮釈放係官として彼女をどう導いていくのか?
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