ダバオを舞台にした本作は、心臓移植を受けたホープが、家業のチョコレート店を守るためにダバオに赴き、世界が一変する物語です。そこで彼女は、偶然にも、高慢で陰険でミステリアスな、心臓提供者の元カレ、ポンセに出会う。
ポンセはまた、ホープが苦境にある家族の事業を救うためにパートナーとして目をつけたチョコレート生産者の息子でもあった。ポンセの「ダバウェンヨ・デュード」的な現実主義が、ホープの「マニラガール」的な感性を常に刺激している。このまま対立し続けるのか、それとも絶え間ないいがみ合いが、やがてポンセの農場で作られるチョコレートよりも甘いものを生み出すことになるのだろうか?
ダバオで新しい生活を始めたホープは、幼なじみの優秀な青年実業家ポール(ベンジャミン・アルベス)に常に言い寄られ、昔の自分を引きずっているような気がする。 ポールはずっとホープに恋しており、マニラでの生活を一時的に捨てて、ダバオで彼女と一緒に暮らしたいと思っていた。