原作はヴァイオレット・レインの小説。原題は「Sweet Smell of Love」と訳されている。
ジョムはピン川沿いの歴史的家屋の改修を担当する建築家である。そこで彼は、古い図面が詰まったベニヤ板の箪笥を見つけた。しかし、その図面に見覚えがない。しかし、ジョムは留学から戻ったばかりの恋人を迎えにバンコクに戻らなければならないので、そんなことをしている暇はない。何年も離れていた恋人にやっと会える日が来たと思ったら、恋人は婚約者を連れてきていて、しかもその女性は彼とお似合いのようなのだ。
恋人の選択に心を痛め、混乱するジョムは、帰途、交通事故に遭う。車が川底に沈むと、冷たい闇の中からフランジパニの甘い香りと、”パパ・ジョム “という深い甘い声が聞こえてきた。
その後、彼は1930年代のチェンマイで目が覚めたことに気づく。
(出典:Goodreads – MDL上のYardieから編集した翻訳)