バンコクに住む2歳の女の子、愛称「アインツ」は、世界で最も若く冷凍保存された人物となった。脳腫瘍で亡くなった彼女の遺骨は、家族がアメリカの研究所に保管。彼女の頭部と脳は現在、アリゾナ州の水槽の中で眠っている。ホープ・フローズン』は、この異例の決断を下した家族を追った作品である。レーザー科学者である彼女の父親は、アインツに再生された身体で生まれ変わる機会を与えることを切望している。その夢を息子に託したマトリックスは、妹の再生に携わりたいと願う。しかし、後に少年が発見したものは、一家の科学に対する根本的な希望を揺るがすものだった。
(出典:バンコク・アセアン映画祭)