ストーリー1 “赤津の間 “を作った話
老舗旅館から宴会場の改装を依頼され、温泉地を訪れた工務店の現場監督・佐々木綾は、設計者の木島宗司から一枚の設計図を渡される。それは、出入り口のない奇妙な和室の設計図であった。不審に思いながらも、綾は工事を開始するが、現場では次々と不可解な出来事が起こっていく。
ストーリー2 “翻訳付きカラオケ店”
カラオケ店員の大野洋平は、仕事中によく起こる怪奇現象に悩まされていた。実は、この店の入っているビルは、ちょっとチャラい。ある夜、元店員の吉岡翔が同僚の金井美久を連れて来店。彼は先に部屋に入り、”あとで連れてくるから “と言い残した。しばらくすると、長い髪の女性がフロントにやってくる。彼女は、「8号室に案内してほしい」と言った。洋平は雰囲気を感じながら、女性を吉岡のいる8号室まで案内する。