茂樹は妻を亡くして以来、たった一人で娘の絵麻を育ててきた。絵麻は高校生になった。普通の親子関係と同じように、喧嘩をすることもあるが、それでもお互いを頼りにしている。ある夜、絵麻がアルバイトから帰ってこない。死体で発見されたのだ。茂樹は絶望に打ちひしがれる。数日後、茂樹のもとに1本の電話がかかってくる。娘を殺した男の住所と名前を告げられる。茂樹は迷った末に、電話の主が教えてくれたアパートへ向かう。そこで茂樹は、娘が無残に殺される様子を収めたビデオを発見する。そして、アパートに帰ってきたばかりの敦也と対面する。茂樹は敦也を殺害。マスコミはこの事件を取り上げ、大騒ぎになる。世論は茂樹の行動に二分される。茂樹は主犯格のカイジを追いかける。
~~ 東野圭吾の小説「サマヨ・ヤイバ」を脚色。