ミアが18歳になる数カ月前、父親が亡くなる。ミアはバギオで母親、継父、異母兄の4人で暮らすことになる。ミアは父を恋しがり、母の同情と異母兄のかわいらしさにもかかわらず、なかなか新しい家になじめない。幸い、ミアは人懐っこく、アルヴィンのような新しい仲間もできたようだが、彼は彼女を友達以上の存在として見ていることがわかった。
そしてミアは、突然現れては消える謎の青年と出会う。彼はいつも白いシャツに黒い革ジャン、スカーフ、デニムのパンツを身に着けていて、ジオと名乗るようになる。ミアは、ジオのロマンチックな仕草と、守ってあげたい気持ちにほだされる。ギターを教えたり、バラを届けたり、悪人から助けてくれたり、恐怖を克服させてくれたり。彼女は、不治の病のような孤独と死の悲しみから救ってくれる騎士をジオに見出したと感じる。
しかし、ミアの家族や友人たちは、彼女が自分の空想の世界に閉じこもり、妄想していることを心配する。ミアは、自分にとって何が一番大切なのか、どこに本当の心があるのかを決めなければならない。