タリウム少女 “と呼ばれた16歳の少女が母親をタリウムで殺したという実在の事件をモチーフにした “メタフィクション “である。女優の倉持由香がタリウム少女を演じ、ドキュメンタリー映画作家に日々の思いを伝える。
科学に強い興味を持ち、昆虫や動物を解剖する一方で、自分も被験者になりたいと考えていた少女。やがて彼女の実験は、若々しさを保つことに執着する不安定な母親にも及ぶ。少女は密かに母に少量のタリウムを投与し、その結果を記録し始める。
しかし、やがて彼女の興味は内側に向かい、新たな実験を始めることを決意する…。