福家警部補の挨拶

福家警部補は警部補には見えないが、ひとたび捜査を始めると、誰にも構わず真相究明のカギを探っていく。組織の上下関係や出世には無頓着。疑問があれば、上司の言うことを聞かず、最後まで捜査を続ける。福家の上司である石松警部は、彼女とは全く違う。組織と規律を重んじ、厳格な性格の持ち主である。福枝が部下になってからというもの、上司の指示を無視して勝手な捜査をするのが大好きで、それが結果的に自分の手柄になるため、上司のプライドはずたずたになっている。正攻法で調査するのが信条だが、福家が出す結果はそれに反しており、恥ずかしい思いをしている。