ソウルからバラナシへ (2013)

現代のソウル、冬。出版社のヨンウ（ユン・ドンファン）は、作家のスヨン（シン・イェアン）と不倫関係にある。退屈な妻のジヨン（チェ・ウォンジョン）は、サミラ（カサンドラ・ホームズ）が主宰するヨガ教室でレッスンを受けている。サミラと弟のケリム（ノレイグ・ウォルシュ）はレバノン生まれのイスラム教徒で、幼い頃にカナダ人の養子となった。ケリムはレストランで働いており、ジヨンはそのレストランの前で、誤って看板を車で倒してしまう。ある日、ケリムが路上で気を失っていると、ジヨンは病院から連絡を受け、彼の治療を手配する。ケリムがイスラム教徒の友人アリ（ナイジェル・ダサ）とインドの聖地バラナシを訪れたとき、ジヨンは気まぐれにバラナシを訪れ、ヨンウに「昌原の兄を訪ねて休んでいる」とのメモを残して彼を見つける。