両親を亡くしたフェイランは、唯一残された親族を求め、韓国へ移住する。しかし、その親戚は1年以上前にカナダに移住していた。韓国で生活していくために、ファイランは結婚相談所で見合い結婚をすることになる。カンジェは年老いた時代遅れのヤクザで、仲間からも尊敬されていない。お金がないカンジェは、お見合いを引き受けることにする。カンジェの写真しか持っていないファイランは、カンジェが訪ねてきてくれることを願い、夢見る日々を過ごしていた。ファイランはカン・ジェに会いたい、思っているという気持ちを手紙で伝えるが、カン・ジェに手紙を渡す勇気はない。そんな中、カンジェは上司から、金と引き換えに殺人事件の身代わりになるよう依頼される。そんな彼の唯一の希望は、一度も会ったことのない妻だった。
~~ 浅田次郎の小説「ラブレター」を映画化。