血を吸う薔薇

聖明女学院の新任心理学教師・白木は、校長の後任になることを発表される。その知らせを受けたのは、妻の死を悼む校長の家だった。校長は心理学の先生を泊めてくれるが、妻の遺体を地下室に保管していることを告げられる。その夜、落ち着かない白木は廊下を歩き回り、青い寝巻を着た青白い少女に出くわす。そして、病的な緑色の肌をした女性に襲われ、気を失ってしまう。白木は、悪夢にうなされながらベッドで目を覚ます。直感で地下室に行くと、校長夫人の棺があった。中には、死んだとはいえ、彼を襲った女性がいた。その直後、教師の生徒たちから、最後に青い寝巻きを着た少女が行方不明になったという報告が入る。行方不明の少女を探していた生徒の一人は暴行を受け、胸に2本の牙の跡が残ってしまう。これをきっかけに教授は研究を進め、地元に伝わる吸血鬼の伝説を知ることになる(tohokingdom)。