エンジン

鋭い感性と卓越したドライビングテクニックに恵まれたF3000ドライバー、神崎次郎。一流レーサーも挑戦しないようなスピードを平気で出す、命知らずの男だ。しかし、予期せぬトラブルによりチームを離れ、数年ぶりに日本に帰国することになる。レーサーとしての再就職が決まるまで、次郎は家族と一緒にいることにした。そこで次郎を待っていたのは、頭の固い父、口うるさい姉、父が経営する養護施設の12人の子供たち、俗物の男性教師、自分の人生を空想するのが好きな頑固な女性教師たちだった。
次郎の帰郷は、周囲に影響を与える新鮮な息吹をもたらした。しかし、自分もいずれ影響を受け、考え方を変え、生き方を変えていくことになることに、彼はまだ気づいていない。– フジテレビ