成績が悪いため、遠くの大学に進学したジニ。しかし、言語聴覚士になるという夢に向かって努力することを決意する。しかし、不吉な予感が漂い、ジニは閉鎖された研究所の建物で不審な人物を発見する。ジニが体験する恐怖は、現実とファンタジーの境界を徐々に崩していく。ホラー映画の定石を踏襲しながらも、馴染みのない言語と雰囲気でユニークな作品に仕上げている。ホラー映画監督として注目された後、視野を広げ、心理的な恐怖や若者の絶望的な行動など、幅広い作品を発表してきたパク監督。本作は、彼がホラーというジャンルを愛していることをあらためて確認させてくれる。
(出典: JIFF)