韓国史の中で決して忘れてはならないターニングポイントを、100周年を記念して、魅力的な歴史ドラマで表現する。日本植民地時代の1919年、3・1運動と朝鮮臨時政府の樹立という、韓国独立への道を切り開く2つの出来事があった。そして、それとともに自由のための秘密兵器、「英雄軍団」が誕生した。
歴史的にも、ドラマの中でも、英雄部隊を率いる人物はキム・ウォンボンという名で呼ばれているが、彼の本名を知っている人はごくわずかである。本名を知る人は少ないが、彼は1つの場所に2時間以上とどまることはなく、短時間しか眠らない。熱き想いを胸に、祖国の独立を夢見て疾走する。日本軍医に育てられた韓国人女性イ・ヨンジンは、養父の跡を継ぎ、ひょんなことから上海の名門医大に入学する。そして朝鮮に戻り、初の女性外科医となる。
二人はすれ違い、異なる思想を持ちながらも、ウォンボンはやがて彼女の必要性に気づき、彼女を敵地の奥深くへ送り込んだことを後悔し始める。二人は共に歩み、時に走り、時に転び、そしてまた立ち上がり、夢を追いかける。韓国の独立にまつわる歴史的な出来事の痛みや苦しみを背負い、過去を決して忘れることのないよう植え付けたいと願っているのだ。