ビショップ夫妻が暮らすのは、小さいながらも美しいパラダイスの町。以前は鉱山で成功した町として知られ、彼らの町は繁栄していた。しかし、鉱山が閉鎖されると、多くの住人が都会へ出て行ってしまう。しかし、シナグは自分の故郷を愛している。祖父から受け継いだコミュニティラジオ局を通じて、伝統と文化を守りたいと考えている。
ベンジー・ロサレスは建築学科を卒業したばかりの新入生。父ガブリエルとの出会いは遅く、未亡人となった母アマンダのもとで育った。彼の知識では、父親はビセンテ・ロサレスという大不動産の大物である。ロサレス家は、ガブリエルとアマンダの結婚を望まなかったので、ベンジーを認めなかった。
ベンジーは、なぜ母がロザレス家に戻れと言ったのか不思議に思う。ビセンテとカタリナは彼女にも叔母にも愛想がない。祖母のヘレンだけが、彼女を心から受け入れてくれる。ヘレンはビセンテに、彼らの不動産会社でベンジーを働かせるように勧める。これにより、ベンジーは小さなレインボーの町にやってくることになる。ここでシナグとベンジーは出会うことになる。