娼婦のあゆは、義之という少年に出会うまで、無意味な人生を送ってきた。二人の出会いは、彼女に生きる意味を教えてくれた老婆が、孫の義之のことを簡単に告げただけでこの世を去ってしまった時だった。お婆さんは孫に会うことだけを願っていたが、その願いを叶えることができなかったことを知ったあゆは、自分がお婆さんの代わりに義之の面倒を見ようと考えた。あゆと義之は、義之の心臓の問題や義之の暗い過去を抱えながらも、互いに精一杯の愛を注いでいた。しかし、2人の生活は決して楽なものではなかった。義之の父親は二人の交際を禁じ、二人を遠ざける。しかし、あゆは義之の手術代を稼ぐため、そして自分の人生を変えてくれた老婆との約束を守るために、再び娼婦となり、自分を犠牲にするのであった。
果たして義之の命は救われるのか?あゆはやっと重荷から解放されるのか?別れても二人の愛は変わらないのか?
~~ 義之の小説「深愛」を映画化。