昴　スバル

すばるは双子の兄・和馬と同じバレエダンサーになる夢を持つが、父にその夢を阻まれる。一馬が遺伝性の病気で亡くなってから、すばるは踊ることが唯一の幸せとなり、踊りに没頭することに憧れるようになる。そんな中、キャバレーのオーナー・五十嵐と出会い、すばるの才能を見抜き、ナイトスポットで修行をすることになる。
しかし、プロのバレリーナになるためには、キャバレーの酔客を満足させるだけでは不十分で、厳しい試練を乗り越えなければならない。そんな中、すばるはライバルであるダンス仲間に刺激され、世界のトップバレエ団へのスカラシップを賭けて国際ダンスコンクールに出場する。
友情、裏切り、そして自分らしさを次々と試される。そして、ダンサーとして、人間として、仲間として、自分自身を少しずつ知っていく。