実話をもとにした『クチェラ』は、フィリピンの麻薬密輸業者とそのリクルーターについて描いた作品です。
ベテランの麻薬密売人であるイザベルが、マニラと中国の間で麻薬の積み替え作業を行うという初めての試みに挑む物語である。
イサベルのキャラクターは、実際にフィリピン人の麻薬密売人が中国当局のX線検査で、性器に8個、直腸に48個、腹部に11個のヘロインのカプセルが刺さったまま捕まった話がもとになっている。クチェラ』は、フィリピン人の一部が違法薬物の世界に入り込んでしまう様子を正確に描いている。
現在、フィリピンは中国での麻薬密輸容疑で逮捕された国民の数で東南アジア諸国の中でトップである。2009年現在、95人のフィリピン人が中国各地の刑務所に収容されており、うち4人が死刑囚である。違反者の中には、偽造パスポートで中国に入国した未成年者も含まれています。
[提供:シネマラヤ]
(出典:ClickTheCity)