和歌山の商店街にある「波多野」というお店で美容師をしている波多野直人さん。趣味は音楽とコーヒー。妻の京子は、夫の美容院と同じビルで書道教室を開いている。瀬戸早妃は、京子の書道教室に通う7歳の女の子。問題児だが、子供のいない恭子は、本当の娘のようにサキを大切に思っていた。
数年後、”はたの “に一本の電話がかかってくる。電話の主は瀬戸早妃。波多野直人は、ある事件をきっかけに10年ぶりに彼女に会うことになった。しかも、妻は5年前に他界している。瀬戸早妃は大人になったが、視力を完全に失っている。この10年、サキに何があったのか?
(出典:アジアンWiki)