チェロ (2005)

ミジュは悲劇的な過去を持つ非常勤の音楽教授である。若い頃、新進気鋭のチェリストだった彼女は、ライバルであり親友でもあったテヨンと交通事故に遭ってしまう。テヨンの死後、ミジュはチェロを弾くことをやめ、教えることだけに専念することにした。ある日、悪い成績をとった生徒が彼女を脅したことから、ミジュの問題が始まった。テヨンとのつらい思い出が蘇るチェロの二重奏が入った不思議なカセットテープが送られてきて、交通事故に遭いそうになる。
二人の娘、夫、義理の姉など、愛する家族とは距離を置いている。上の娘は知的障害者で口がきけないが、窓辺で見つけたチェロに一目惚れする。ミジュはそれを買い与え、弾き方を教え始める。一方、この家には新しい女中が引っ越してくる。彼女は不気味な存在で、しかも無口だ。彼女は家族を事故で亡くし、何度も自殺を図り、一度は酸を飲み込んだようだ。もう声帯はない！？
とにかく、少しずつ、しかし確実に不気味になっていく。一家で飼っているゴールデンラブのサニーがいつも吠えている。ある朝、サニーが死んでいるのが発見される。ミジュは幻を見るようになり、娘はチェロであの呪われた曲を弾き始める。義姉は婚約者と別れてからおかしくなり、家庭内には “事故 “が起こる。テヨンの復讐か、それともミジュの罪悪感が彼女を狂わせたのか?