第二次世界大戦中、奨学金をもらっていた大学生ベニーは、日本軍の侵攻で香港を脱出し、ギャンブル天国であるマカオを目指します。マカオで彼は、組織犯罪とつながりのある地元のビジネスマンに気に入られる。マカオでは、組織犯罪とつながりのある地元の実業家に気に入られ、新しいボスの助けを借りて、カジノビジネスで徐々に出世していく。カジノビジネスには、汚職政治家や競合するビジネスマン、トライアドと呼ばれる組織犯罪集団が関わっている。
この映画は、マカオ最大の「カジノ王」スタンレー・ホー、ヘンリー・フォク、イップ・ホンがパートナーとなったものの、密輸や組織犯罪との関係も抱えていたという人生物語にインスパイアされている。
ベニー(アンディ・ラウ)のキャラクターは、マカオのギャンブル産業を75年間独占した「ギャンブル王」スタンレー・ホーの人生から主にインスピレーションを受けている。 ホーは香港とマカオのビジネスと不動産王で、難関の奨学金を得て大学を中退し、日本軍の香港侵攻後にマカオに逃亡した人物である。
クォック・インナムのキャラクターは、有力な政治家、実業家、慈善家であったヘンリー・フォックをモデルにしている。
また、サイコロを振るギャングを取り締まり、その手法でカジノ経営者となった「ギャンブル王」イップ・ホンの物語が盛り込まれている。
ポルトガルの名門レイタン家の出身で、スタンレー・ホーの最初の妻であるクレメンティーナ・レイタオは、主役の女性3人のキャラクターの一部にインスピレーションを与えているようだ。 ムイ、異母妹のルシーダ、ベニーの初恋の相手には、レイタオの人生の一部が組み込まれている。