東京にある大きな仏閣を率いる4人の兄弟と、その男やもめの父親の物語。長兄の岸谷五朗は、寺を継ぐ気はない。長兄の岸谷五朗は寺を継ぐ気はなく、たまに通っては長兄の特権を行使し、次兄の中井正広の頭を殴るのが好きだ。本当はスポーツライターになりたい中井は、寺の乗っ取りを狙っているようで、バイクのヘルメットに法被姿でジッと死者のためのお経を唱えている。パパさんは銀座のクラブに出入りしていて、第1話のほとんどで、口からタバコか爪楊枝をぶら下げていた。中居に憧れる “音無可憐似”(木村佳乃)を家政婦に雇い、日曜の渋谷のように境内をバタバタと歩き回る。ギターを持って、黒装束で香炉の前に並び、エルビス・プレスリーの弟子のようにロックするオープニングは、それなりに古典的ではあるのだが。
あらすじ
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