チャイ・ボー監督は、心のこもった、感動的で明らかになる伝記ドキュメンタリーで、”私の故郷はどこ?”と問いかけている。中国人の両親のもと広島で生まれ、北京で育った彼女は、これまでの作品で両親の故郷である地方に足を運び、この問いが自分にとって何を意味するのかを探ってきたが、ここでは「祖父」を訪ね、広島という街とのつながりを見つめている。
チャイが滞在するのは、家族で経営する居酒屋「金太郎」の店主、戸田英二。30年前、彼女の両親が初めて日本に滞在したときに迎えてくれた人であり、彼の家族は今でも彼女を孫娘のようにかわいがってくれる。英二と妻の和子、3人の子供、8人の孫たちとの暮らしの中で、チャイは人と人との愛と友情の絆、広島の歴史、そしてチャイが長い間悩んできた疑問への答えを見出すことができる。
(出典:OAFF)