ぼんくら

八百屋の殺人事件をきっかけに、ある長屋の住人たちが次々と失踪していく。警部の井筒平四郎は、この事件に疑問を感じるとともに、住人たちに同情し、独自に事件の背景を調べ始める。甥の弓之助の知恵を借りて調べていくうちに、井筒はやがて17年前の事件の謎が隠されていることに気づく。その秘密を握っているのは、地主の湊屋惣右衛門であった…。