ビューティフル・スロー・ライフ

ある夫婦の出会いから別れまでの、忘れられない4つの瞬間をショートドラマで描いた物語。劇団の看板女優である彼女（常盤貴子）と一介の大道具担当である彼（北村一輝）は、かねてから密かに彼女への想いを募らせていた。1987年のクリスマスイブ、彼はついに勇気を出して、自分の連絡先を書いた紙を彼女に手渡す。戸惑う彼女の表情を見て、彼は半ばあきらめ、帰路につくために列車に乗り込む。しかし、車窓から彼女の姿が見える。ホームに立つ彼女が、さっき渡した紙を見て微笑んでいるのが見えた。やがて恋が芽生え、二人は結婚し、子供にも恵まれる。すれ違いを乗り越え、人生の終わりを迎えようとする二人に、彼は妻に最後の贈り物をする。