バン サイ トーン

父ファナの死後、ポジャマンは父の命令に従い、叔母のファナライの住むバンコクのバン・サイ・トーンに移り住むことになる。そこで学業を続けるとともに、自分の家族について真実を知りたいと思うようになる。父の日記を読み、自分の家族がバン・サイ・トーンの真の所有者であることを知る。
バン・サイ・トーンに住むポジャマンは、叔母と従兄弟のイン・レックから残酷な仕打ちを受ける。しかし、2人のいとこは彼女に共感を示し、仲良くなる。
ある日、出張から戻った長男のチャイ・クランは、家とポジャマンにまつわる真実を理解する。そして、ポジャマンの世話をし、バンサイ・トーンに返すことが自分の義務であると考えるようになる。しかし、自分が彼女への想いを募らせていること、そしてその想いが通じ合っていることに、彼は気づいていない。ポジャマンがチャイ・クランとの愛を守り、かつての自分のものを取り戻すために、家族から受ける試練が描かれる。