観音菩薩

仏教が何世紀にもわたって帝国の庇護を受けてきた唐の時代末期が舞台。しかし、新しい皇帝が即位し、仏教を弾圧し、そのライバルである道教を奨励しようとする。
前皇帝の妃は、皇位を脅かす存在と見なされないようにと、狂気を装う息子の李珥のために観音像の制作を依頼し、その許可を得る。その日、彫像を作った職人は、蓮池に捨てられた赤ん坊を見つける。彼女は小蓮と名付けられ、その運命は永遠に彫像の運命と結びつく。
一方、日本では内紛が続き、ある国の女王が僧侶の慧娥に観音像を持ち帰るよう依頼し、国の平和と繁栄がもたらされることを願っている。
李珥、小蓮、慧娥の物語は、宮廷の陰謀、仏教の理念、個人の献身を背景に絡み合い、世界的に有名な観音像が日本の普陀山（別名：奈義山）に到着するまでに展開されます。この出来事により、元の普陀山は現在の中国における歴史的な聖地へと変貌を遂げた。