兵役休暇中の青年チョルスは、恋人のダヘの家に泊まりに行く。しかし、ダヘはすでに結婚しており、無口なアマチュア映画監督のチュンヒにアパートを転貸する。チョルスとチュンヒは出会ってすぐに口論になるが、彼女のアパートに滞在し、彼女がコンテストのために書いている脚本を手伝うことになる。しかし、人生観や恋愛観が正反対であることから、二人は対立し続ける。
郊外の公園に行ったとき、チョルスは人と動物、生命と活気に満ちた動物園に行きたがる。一方、チュンヒは美術館が好きだ。フレームに収められた絵や、カメラのレンズ越しの人生を、遠くから眺めるのが好きなのだ。今、チョルスは別れに傷つき、チュンヒは理想の片思いに心を奪われているが、脚本が完成するころにはどうなっていることか。