韓国遠征隊を率いる隊長チェ・ドヒョンが、世界初の無補給南極大陸横断に挑む。目指すは南極大陸の到達不可能な地点。乗組員はソ・ジェギョン、イ・ヨンミン、キム・ソンフン)ヤン・グンチャン、キム・ミンジェ。100kgのそりを担いだ探検隊員たちは、今も万全の体制で前進している。
遠征21日目。
雪の中を行進していた探検隊は、80年前に書かれたイギリス探検隊の日誌を発見する。南極観測日誌」を見つけた探検隊最年少のミンジェは、日誌に描かれた絵が自分や韓国探検隊に似ていることに違和感を覚える。この「南極観測日誌」が探検隊の手に渡った瞬間から、彼らの身に不思議なことが起こり始める。南極ではウイルスが存在しないのにジェギョンが大風邪を引いたり、冬服を着たイギリス探検隊のミイラが見つかったり、奇妙な現象が起こるにつれ、チェ隊長は到達不可能な地点を目指す粘り強さを発揮していく。南極の未知なる大地と同じように不思議なことばかりだ。
やがて陽が落ち、南極大陸は真っ暗闇に包まれる。探検隊は2人の隊員を失い、機材も動かない。彼らを見つめるのは、奇妙な目だけだ。この到達不可能な地点は、本当に存在するのだろうか。