郊外にそびえ立つ新生病院。地域社会に深く根付いているこの病院は、一時期、人々に愛される存在だった。すべてが順調に思えた2015年のある冬の夜、一抹の不安がよぎった。持ち物もなく、妊娠末期の身元不明の女性が病院に駆け込んできたのだ。しかも、彼女が自殺未遂をした形跡があった。その結果、病院には何とも言えない不穏な空気が漂い始めた。20年ほど前の冬の夜、同じように自殺未遂をした妊婦が新生病院に運ばれてきた。彼女は助からなかったが、帝王切開で胎児は助かった。しかし、病院側はカルテを偽造して死産に見せかけ、生まれたばかりの赤ん坊に「英子」という名前をつけた。この2つの事件は、まったくの偶然なのか?それとも意図的なものなのか。新生病院院長甲本順一郎の娘婿である医師甲本秀明は、救急外来に入った。しかし、正体不明の女性の顔を見た瞬間、彼の表情は硬くなった。看護婦の今泉直(いまいずみ・なお)が介抱した。しかし、その女性は一言もしゃべらない。秀明の妻でもあり、病院の看護師長でもある純一郎の一人娘の美恵は、女の時折見せる不吉な笑みに逆に反応し、彼女を助け出そうとする。2つの事件の点がつながるにつれ、新生病院の暗部が徐々に明らかになっていく。地位、名声、欲望、嫉妬、復讐。病院を取り巻く複雑な人間模様と、犯罪を隠蔽するための犯罪が、病院を崩壊へと向かわせる。2015年当時、奈央が呪いに苦しんでいたのは、あの正体不明の女性から何かを託されたからだった。今、奈緒の運命は…?
(出典:jdramas.wordpress.com)