三谷時乃は、繁華街から少し離れた街で時計店を営んでいる。祖父から時計屋を受け継いだ20歳。実は彼女、アリバイ崩しの名人でもある。時間と時計をベースにしたロジックで、相手のアリバイを崩すことができる。報酬は5,000円。
佐治義之はエリート警察官であったが、警察内部の腐敗を暴こうとした。そのため、佐治義之は地方都市の警察署に降格させられてしまう。妻子を残しての単身赴任である。下宿先には三谷時乃が住んでいる。佐治義之は、そこで他の刑事たちとうまくいかない。ある事件を解決するために奔走する彼は、三谷時乃のアリバイクラッカーとしての能力を耳にする。警察官としてのプライドから、彼女の力を借りようとはしなかったが、ある事件で協力を依頼することになる。