前任校を退学になり、戸塚高校に転校してきた河合マリア。教室に入り、生徒たちの噂話を聞いていた彼女は、退学になった理由が恩師への暴力行為であるとあっけらかんと言い放つ。可愛らしい顔立ちに隠された毒舌と率直な性格で、たちまちクラスメイトの仲間はずれにされてしまう。何しろ “他人を汚す “と言われたのだ。それでも、マリアは再出発を希望する。美しい歌声を聴いた2人の同級生と親しくなる。一人は神田裕介。外見は優しく、誰にでも気さくだが、中身はまったく違う。神田は彼女に「ラブリー回転」を教え、人付き合いをよくするはずだったが、かえって彼女を威圧的に見せてしまう。マリアは “ラブリー回転 “が似合わない子らしい。もう一人は、目黒真。背が高く、黒髪で、いつもしかめっ面をしている。音楽家の家系で、マリアがどの曲を歌っているか、すぐにわかる。目黒は帰国子女だが、マリアは「コミュニケーション能力がないから、英語が通じない」と指摘する。マリアは1年を通して、人との付き合い方を中心に様々な問題に直面するが、常に仲間に助けられ、鈍感力を発揮して解決していく。
(出典: ; Wikipedia)
~~ 桃森ミヨシの漫画『悪魔とラブソング』から引用しています。