芽衣はずっと優也に恋をしている。一緒に育ってきた。しかし、中学2年になった時、裕也は突然、姉の春菜に恋をしていると言い出した。
10年来の片想いから立ち直れない芽衣は、タカ、ミア、ユリ、ナツ、ミツ、サラといった学校の友人たちと仲良くしているうちに、無口で優しい性格の男の子、アツシに出会う。誕生日が同じであること、8歳のときに出会ったことなど、偶然の産物とは思えないほど共通点の多い2人は、運命的な絆を感じながら、次第に距離を縮めていく。
しかし、運命には裏があり、お互いの過去が明らかになったことで、敦史は芽衣から離れることになる。そしてその別れは、愛する人の死、薬物依存、家庭内暴力といった不幸の波を芽衣に投げかける。そんな中、芽衣は運命の相手との再会を信じようと奮闘する。