立川談志の芸を見た談志は、幼い頃、落語家になりたいと思った。談志は談春に「親の許しがあれば弟子にしてやる」と言うが、案の定、最初は親に反対される。
結局、両親の説得に成功し、談志のもとにやってきた敦順だったが、弟子入りの生活はかなりハードなものになる。新聞配達をしながら談志の家に通い、部屋の掃除、買い物、猫の追い払い、金魚の餌やりなどの「身の回りの世話」をし、談志はその都度敦順の出来をチェックする。
ある日、過労でふてくされていた談春は、初めて談志の指導を受けるが、誤って談志を怒らせてしまい、1年間、築地に弟子入りすることになる。師匠の愛情に気づかず、意気消沈する談春だったが…。
17歳の談春が、”天才 “や “兵法家 “と称される故・談志のもとで、他の弟子たちとともに善くも悪くも落語家への道を歩む姿を描いたドラマです。誰よりも落語を愛し、落語に打ち込んだ談志の破天荒な人生も、豪華キャストで描き出す。
~~ 原作は、立川談春の実話「赤めだか」(2008年4月扶桑社刊)です。